チワワドラのテレビドラマの裏通りたち

「チワワドラのテレビドラマ愛好世界」の裏通り話を中心に記事を書いていこうと考えています。出来るだけ深い探求に迫れたらうれしいです。

テレビドラマ「Gメン」の新しい旅たちを祝う 進化と衰退の隣り合わせの武器

 

 

チワワドラのテレビドラマ愛好世界 『鉄道公安36号』黄金期超豪華五大陸と「東映まんがまつり」『ゾンビランドサガ』がつながる瞬間を公開いたしました。

 

 

今回(表)はJNR公安36号 永野靖忠 三國連太郎 独立系映画 異母兄弟 江原真二郎 裸の太陽 刑事くんシリーズ 中村梅之助 伝七捕物帳 がんばれ!レッドビッキーズ 特捜最前線 快傑ズバット 宇宙刑事ギャバン スケバン刑事シリーズ 田中秀夫 家城巳代治 伊賀山正光 プログラムピクチャー 水戸黄門 水戸黄門漫遊記 怪猫乱舞 月形龍之介 水戸黄門漫遊記シリーズ 怪談 月形哲之介 加賀邦男 藤純子 緋牡丹のお竜 緋牡丹お蝶 千原しのぶ 鉄道公安36号 中井義 特別機動捜査隊 奥中惇夫 がんばれロボコン ウルトラマン ウルトラマンセブン 東映まんがまつり 柔道一直線 石森章太郎 ジャッカー電撃隊 スーパー戦隊シリーズ よく言えばオマージュ ジャッカー電撃隊 おそ松さん ゾンビランドサガ エイベックス・ピクチャーズ 東映まんがまつり、など実に多彩です。

 

 

 

 

この記事自体(裏)は下記の流れを経ています。

t8ujinmht2kmj5822.hateblo.jp

 

 

テレビドラマ「Gメン」の新しい旅たちを祝うために

 

 

 

 Gメン題材は戦後直後の映画「にっぽんGメンシリーズ」(1947~1951、片岡千恵蔵主演)から始まり、さまざまな俳優で継承作が作られる人気を博し、テレビドラマへと受け継がれていきました。テレビドラマ『キーハンター』のGメンは一部のみでしたが、全体的に登場した『Gメン'75』などのヒットを経てさらに引き継がれていくことになります。

 

 

 

 

 

さらに広まるGメン題材たち

 

 


『Gメン'75』と『Gメン'82』の間に作られたGメン題材の長編ドラマ、1982年の『柿ノ木坂の首吊り殺人事件』と『殺意の肖像』の後は、1986年の「寝台特急・出雲3号グルメ殺人旅行」は『Gメン'75』の流れを組む製作陣で作られ、

主演は『太陽にほえろ!』の初期からの出演メンバーのニックネームの殿下こと、島公之役で知られる小野寺昭を迎え、旅行の”トラベルGメン”を題材に挑みました。この作品から明確な細部化の流れがスタートしたといえるかもしれません。

 

 

これまでの Gメン題材のテレビドラマは『Gメン'75』や『Gメン'82』が代表的作品といえる状況でしたが、この後もさまざまな俳優がGメン題材に進出していき、Gメン題材はさらに幅を広げることになります。同時は更なる細部化へ向かったともいえます。

 

 

 

 

 

新しい旅立ちは細部化の波よせて

 

 

 

 

時代や犯罪の変化により登場した”万引きGメン”を題材にした影響のGメン題材のテレビドラマも誕生します。

 

 

『万引きGメン・二階堂雪』(主演は木の実ナナ)は1998年から2011年の約13年間で20本の長編が作られ、木の実ナナの主演ドラマの代表作といえるでしょう。警備のガードマンを題材とした『カードGメン小早川茜』(主演は片平なぎさ)は2000年から2005年まで8つの長編、

 

”生命保険Gメン”を題材とした『保険調査員蒲田吟子』(主演は泉ピン子)は2001年から2002年にかけて3つの長編、その他にも東ちづるの主演で”労働Gメン”、浅野温子の主演で”ホテルGメン”、船越英一郎の主演で”放火Gメン”が2000年代に主演で演じていきます。これはさまざまな作品のテーマや職業、犯罪に合わせた細部化の形を手に入れたGメン姿です。

 

 

 

 

「万引きGメン」から「あぶない刑事」の理由 一人でつながる2作品

 

 

 

残念ながら木の実ナナの主演代表作『万引きGメン・二階堂雪』は商品化されていないため、彼女の助演の代表作の「あぶない刑事シリーズ」の登場です。そこそこヒットしたら20本作られているわけで、何故商品化されていないのか不思議です。

 

 

あぶデカ30周年記念 あぶない刑事ヒストリーBOOK 1986→2016

あぶデカ30周年記念 あぶない刑事ヒストリーBOOK 1986→2016

 

 

あぶない刑事は放送開始当初の1986年の1980年代中盤から後半にかけてテレビドラマ2シリーズや映画数本が作られましたが、その後は映画のみとして作られていくことが続き、終るものとして映画が作られたはずなのに次々と続く展開が異例でした。

 

1998年の『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』の公開時は久々のテレビドラマとなったドラマ長編『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98』も作られたのにまだ終らず、2005年に『まだまだあぶない刑事 』、約11年のブランクを経て2016年の『さらば あぶない刑事』でとりあえず完結へ至りました。

 

木の実ナナが演じた役は「松村優子」という役柄、そんな名前の役だったかと考えさせられてしまう。間が空きながらも30年も演じたのに残念ながら木の実ナナが出ていたという印象が先走りして、肝心な役の名前が定着していない。わたくしチワワドラとしてはこのような思い出があります。

 

 

 

 

 長編としてシリーズ化したGメン題材と隣り合わせの武器

 

 

見出しの”新しい旅立ちは進化と衰退の隣り合わせの実態”に戻ります。3作本以上が作られたGメン題材の長編テレビドラマは主に3つありました。

 

 

 

長編としてシリーズ化したGメン題材の長編テレビドラマたち 3作以上

 

『万引きGメン・二階堂雪』 主演は木の実ナナ 1998年~2011年 20つの長編

『カードGメン小早川茜』 主演は片平なぎさ 2000年~2005年 8つの長編

『保険調査員蒲田吟子』  主演は泉ピン子  2001~2002 3つの長編

 

 

 

 

日本のGメン題材のテレビドラマは戦後直後の映画の誕生から、テレビドラマの全盛期を経て、テレビドラマが全体的に視聴率を急激に落とし始めた停滞期の2000年代初期にかけて更なる細部化のもろ刃の武器を手にしました。

 

 

細部化というもろ刃の武器が得られなければ、Gメン題材は途絶えていたかもしれません。細部化は進化の一つともいえるかと思われますが、同時に衰退している事実ともいえ、複雑な隣り合わせのまさに”もろ刃の武器の実態”が垣間見えました。

 

 

 

 

 

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