チワワドラのテレビドラマの裏通りたち

「チワワドラのテレビドラマ愛好世界」の裏通り話を中心に記事を書いていこうと考えています。出来るだけ深い探求に迫れたらうれしいです。

超豪華製作陣営 東宝関連のテレビドラマに東映の2名匠が困窮

 

超豪華製作陣営 東宝関連のテレビドラマに東映の2名匠が困窮

 

 

 

チワワドラのテレビドラマ愛好世界 テレビドラマ界のシークレット厳守 東宝と東映の公武合体の証拠を紐解くを公開しました。


今回はテレビドラマ界のシークレット厳守 東宝東映公武合体の証拠を紐解くの関連記事、ウラ記事です。

 

テレビドラマの関連で映画のことが多く登場していますが、その辺はすごく大切なところなので展開しています。

 

 

 
三船プロダクション 西山正輝 丸輝夫 娯楽時代劇映画 プログラムピクチャー 片岡千恵蔵 中村錦之助 東千代之介 内出好吉 伊藤大輔 おぼろ駕籠 萩原遼 新諸国物語 笛吹童子 藤木弓 岡本喜八 社長シリーズ サザエさんシリーズ 大番シリーズ 長編映画の脚本数で世界歴代1位 八尋不二 お父さんはお人好し 松浦健郎 無法街の野郎ども ギャング忠臣蔵 地獄の底までつき合うぜ 千恵蔵のギャングシリーズ 地獄シリーズ さいころ奉行 鶴田浩二 弥太郎笠 ハワイの夜 マキノ雅弘 次郎長三国志シリーズ 々木小次郎 石原裕次郎 風速40米 天下を取る 喧嘩太郎 高倉健 大学の石松シリーズ 娯楽脚本家 三船敏郎 新選組(1969) 東映のレジェンドトーク 沢島忠 東宝の2大脚本家 片岡千恵蔵 松田定次 黄金トリオ 比佐芳武 オールスター映画 戦後最多脚本数 東映 東宝 七人の侍 黒澤明 戦国無頼 戦国群盗伝 三船プロ 稲垣浩 五人の野武士などのキーワードが登場しています。

 

 

 

ある意味で巨匠の活躍 名プログラムピクチャー萩原遼の語られることが少ない実積

 

 

萩原遼
戦前から活動はしているが、特に戦後に活躍したほぼ娯楽時代劇映画の名匠の一人、名プログラムピクチャーでもあり、数多くのヒット作を短期間に量産した。特に映画俳優は片岡千恵蔵との16作、中村錦之助との19作、東千代之介と11作の名コンビで知られる。

 

1930年代後半の日活と片岡千恵蔵の大当たりした映画製作会社の千恵プロの『荒木又右衛門(1936)や『修羅山彦』前後編(1937)などの監督を経て、1930年代後半の東宝の初期の本格時代劇映画の参加、有名どころでは大河内伝次郎の『新篇 丹下左膳 恋車の巻』(1940)、『清水の次郎長(1938)』などを監督、最低限な評価はあるが大きな評価は得られず、戦後を迎える。この頃『その前夜』(1939)は河原崎長十郎らの前進座キャストと山中貞雄の原案による映画であり、代表作の一つといわれる。

 

戦後は東横映画(のちの東映)の片岡千恵蔵と再会し、転機を迎え再びコンビ形成、千恵蔵の数多くのある代表作シリーズの一つ、金田一耕助シリーズ『獄門島』、『獄門島 解明篇』、『獄門島(総集編)』、『獄門島 前後篇 大会』では娯楽の巨匠・松田定次の助監督を勤め大きく貢献、片岡千恵蔵の遠山の金さんシリーズの『女賊と判官』、『お馴染み判官 あばれ神輿』。『血ざくら判官』、千恵蔵の新撰組の『新選組 京洛風雲の巻』、『新選組 池田屋騒動』、『新選組 魔剣乱舞 』の新撰組3部作、千恵蔵の忠臣蔵の『赤穂城』、『続赤穂城』が次々と連続ヒットし、大きく手腕が評価を高める。

 

その後、中村錦之助東千代之介が主要の『新諸国物語 笛吹童子』3部作や『新諸国物語 紅孔雀』5部作もヒット、特に新諸国物語 紅孔雀の5部作は1000万人を軽く越す爆発的な大ヒットを記録、中村錦之助とは「獅子丸一平シリーズ」(4作)でもコンビを組んだ。大川橋蔵は『江戸三国志』3部作が代表作。監督作90作強

 

 

 

ふり袖太平記 [DVD]

萩原遼が唯一手掛けた美空ひばりの明朗時代劇映画「ふり袖シリーズ」がこのふり袖太平記 でした。ひばりのふり袖ものはタイトルだけで9作が存在しています。

 

 

萩原遼が巨匠なのか?!

 

萩原遼以外にも当時は多くいますが、最低でも多くの題材でヒット作は20作近く、数十の数多くの代表作が存在しています。ある意味で娯楽映画の巨匠、ともいえるレベルの活躍をしています。現在のヒット作が少ない三池崇史クラスでも巨匠なのでしたら萩原遼も確実に巨匠といえるでしょう。

 

 

 

直筆サイン入り写真 三池崇史 監督 無限の住人 カンヌ国際映画祭 /映画 ブロマイド オートグラフ 【証明書(COA)・保証書付き】

このぱっと見でイカツイ、○○ザのような人物が三池崇史です。

 

 


個人的には最近は近衛十四郎の「柳生武芸帳シリーズ」につながる松竹時代の1959『柳生旅日記 天地夢想剣』と1960『柳生旅日記 龍虎活殺剣』を視聴していますが、近衛十四郎や脇役の俳優たちの演技が上手く乗っていて、2作目は素晴らしいバランスの良い時代劇映画でした。1作目はテレビドラマのように普通すぎて映画としては問題の内容でした。

 

 

 

 

 

国民的テレビ時代劇の150話監督まで悪戦苦闘の映画監督 内出好吉

 

 


内出好吉
時代劇の大巨匠の伊藤大輔のヒット作『おぼろ駕籠』(1951)で助監督を経て、松竹で監督デビューするが大きな成果は挙げられず、数年で東映へ移籍、その後の上位から数番手扱いの映像化監督として定着、特に大友柳太朗の代表作の一つ、「快傑黒頭巾シリーズ」を2作、市川右太衛門の大名シリーズ『あばれ大名』などの3作、近衛十四郎の「柳生武芸帳シリーズ」の2作で監督、それぞれのシリーズに貢献、映画時代は突き抜けた活躍はできなかったが、一定の存在感は残す。個人的には大名シリーズの終盤『あばれ大名』と『あらくれ大名』をもっとも評価しています。監督数は約70作


*『おぼろ駕籠』=阪東妻三郎月形龍之介田中絹代山田五十鈴の4大俳優が共演した娯楽時代劇、作品としては物足りない部分があるが観客動員的にも大成功、阪東妻三郎河内山宗俊をデフォルメしたような役柄の謎の御茶坊主や凄腕の奉行の役人、江戸の人気芸者、大奥の権力者、などそれぞれの立場の違う4名が不思議な競演、のちの松竹現代劇映画のトップスターの佐田啓二がデビュー数年目に出演、実質的に5大スターともいえる。個人的にも視聴済みです。

 

 

その後、テレビドラマでの監督を予後なくされ、東野英治郎の国民的大ヒットを記録した『水戸黄門』1部から13部まで中枢で150話以上を監督し活躍。これが生涯のもっとも大きな代表作でした。

 


萩原遼内出好吉上記で少し取り上げている近衛十四郎の映画唯一の当たり役の柳生十兵衛を通してつながっています。このことは余り知られていないので少し取り上げます。

 

 

 

柳生十兵衛 七番勝負 [DVD]

柳生十兵衛を主人公にしたもので最近の中ではNHKのテレビ時代劇、村上弘明が演じた柳生十兵衛 七番勝負も製作、放映されています。

 

 

 

 

 

近衛十四郎柳生十兵衛に二人の存在が浮上 不思議な縁をあぶりだす

 

 


近衛十四郎柳生十兵衛役を主演で演じた通産の映画

<柳生旅日記の前後作、または2部作>松竹京都
1959『柳生旅日記 天地夢想剣』  ・萩原遼
1960『柳生旅日記 龍虎活殺剣』  ・萩原遼

 

柳生武芸帳シリーズ>ニュー東映京都(1~2)と東映京都(3~9)
1961『柳生武芸帳』  
1961『柳生武芸帳 夜ざくら秘剣』 
1961『柳生一番勝負 無頼の谷』  
1962『柳生武芸帳 独眼一刀流』
1963『柳生武芸帳 片目の十兵衛』
1963『柳生武芸帳 片目水月の剣』 
1963『柳生武芸帳 剣豪乱れ雲』  ・内出好吉
1963『柳生武芸帳 片目の忍者』  ・内出好吉
1964『十兵衛暗殺剣』 (シリーズの外伝的作品)
通算11作

 

 


1959『柳生旅日記 天地夢想剣』1960『柳生旅日記 龍虎活殺剣』を萩原遼が監督し、1963『柳生武芸帳 剣豪乱れ雲』、1963『柳生武芸帳 片目の忍者』を内出好吉が監督、つまり、近衛十四郎柳生十兵衛役を通じてこの二人の監督は関連していたわけです。偶然といえば偶然ですが、『五人の野武士』でも近衛十四郎柳生十兵衛役を通じて関与したこと二人が更に近づき、作品の1,2番手のメイン監督として共同制作しているのです。

 

 

柳生武芸帳 片目の十兵衛 [DVD]

1963『柳生武芸帳 片目の忍者』(監督は内出好吉)、息子の松方弘樹も出演

 

 

 

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