チワワドラのテレビドラマの裏通りたち

「チワワドラのテレビドラマ愛好世界」の裏通り話を中心に記事を書いていこうと考えています。出来るだけ深い探求に迫れたらうれしいです。

『旗本退屈男(1973)』 連続テレビドラマ史希少の4巨匠1名匠の豪華布陣集結

 

今回の裏通りは『旗本退屈男(1973)』 連続テレビドラマ史希少の4巨匠1名匠の豪華布陣集結です。

 

 

ドラのいつどこでも ドラマ思想展開 【2大衛門劇場】中村吉右衛門と市川右太衛門のターニングポイントドラマに肉迫を公開いたしました。

 


今回は中村吉右衛門 市川右太衛門 2大衛門 中村萬之助 鬼平犯科帳長谷川平蔵 松本白鸚 松本幸四郎 ながい坂 嵐寛寿郎 右門捕物帖(1969) 標準画質 ハイビジョン画質版 早乙女主水之介が登場し、東映の映画黄金期 7年連続8億人に関しても触れています。

 

 


テレビドラマ『旗本退屈男(1973)』 連続テレビドラマ史希少の4巨匠1名匠の豪華布陣集結

 

 

1970年代は時代劇ドラマの黄金期でした。それは優れた映画の製作者や映画監督、映画の脚本家、音楽家など多くの製作者や映画俳優たちがテレビドラマに身を投じて大きな役割を成していました。今回の時代劇のテレビドラマ『旗本退屈男(1973)』に関してもその時代劇ドラマの黄金期の理由が確認できます。テレビドラマの歴史でも少ない4巨匠と1名匠の豪華布陣が集結しているからです。

 

 

 

 

旗本退屈男 謎の暗殺隊 [DVD]

この姿はすばらしかった。時代劇は出演した俳優が良さだと語る”映り姿”や”ちょっとした所作”だけではありません。それはほんの一部の魅力だからです。上記写真は今だに冴えわる姿から漂う独自な風格というものが目をひきつけます。オーラを放つ演技、市川右太衛門はこうした部分も得意なタイプの俳優でした。

 

旗本退屈男 謎の暗殺隊』は27作目の1960年の1月に公開されました。この年も東映が当時の映画大手6社の中で観客動員の年間1位を記録しています。「旗本退屈男シリーズ」も1位にある程度は貢献しました。

 

監督は東映の時代劇映画を牽引した大巨匠の松田定次、脚本は映画150作以上の名脚本家の結束信二、ドラはモノクロ作も録画していますが、カラー作となった晩年シリーズが主に商品化されています。

 

 

2大巨匠の稲垣浩渡辺邦男

 

 

稲垣浩 (『旗本退屈男(1973)』の13、15話) 日本映画上位の巨匠


簡単な実積=時代劇4大巨匠に数えられ、時代劇の父の伊藤大輔に次ぐ時代劇の形成に大きく貢献。戦前から数十の代表作や後世への多大な影響力、主演330作以上の超大スター・・・

 


渡辺邦男 (11、12、20、21、25話) 日本映画上位の巨匠


現存版映画を含めて、歴代上位のほぼ長編で映画監督数240作以上、戦前と戦後を通じて長期にわたって大ヒット作を連発、日本最大のヒットメーカー、スマッシュヒット数は歴代最多の三桁とも考えられる巨人。通産の観客動員は最低でも1億以上だと考えられ・・・

*・・・の続きは膨大な内容のため、続きは下記リンクの裏通りで公開していきます

 

 

 

千恵プロ時代―片岡千恵蔵・伊丹万作・稲垣浩 洒脱にエンターテイメント (映画読本)

千恵プロ時代―片岡千恵蔵・伊丹万作・稲垣浩 洒脱にエンターテイメント (映画読本)

 

これだけでは稲垣浩は語れませんが、稲垣浩伊丹万作、そしれ片岡千恵蔵の日本映画界の3大人物と伝説の映画制作会社の千恵プロに迫る貴重な映画本

 

 

 

巨匠と佐々木康とその可能性を持つ伊賀山正光

 

 

佐々木康 (1、2、14、16、17、23、24話) 日本映画の巨匠


戦前から戦後にかけて松竹の現代劇で歌謡映画を牽引、事実上の歌謡映画ジャンルの形成のリーダー的ともいえる活躍、松竹を代表する女優の高峰三枝子を18作の名コンビの大成功、戦後は東映に移籍し、日本映画界を牽引した両御大スターの片岡千恵蔵(24作)や市川右太衛門(27作)と20作の・・・

 


伊賀山正光 (7、8話) 日本映画の巨匠の可能性がある監督


伊賀山正光と伊賀山正徳の名義で活動。1934年に日活の現代劇の日活多摩川で監督デビューし、日活の現代劇を中心に活躍した子役スターの悦ちゃんのいわゆる「悦ちゃんシリーズ」を1937~1938で3作手がけ、1940~1958年にかけて”母の題名が入ったいわゆる母物・・・

 

 

 

 

名匠の佐伯清と山崎大助 龍伸之介

 

 

佐伯清 (9、10、22話)  日本映画の名監督


1930年代に片岡千恵蔵の映画会社の千恵プロで助監督デビュー、その後は東宝へ移籍し、製作担当を経て、1940年代に監督デビュー、長谷川一夫の好評価の現代劇映画を手がけ、同俳優の「銭形平次捕物控シリーズ」の事実上の1作目の1949年『銭形平次捕物控 平次八百八町』(新東宝)を監督するなど、のちの「銭形平次捕物控シリーズ」の形成に貢献、その後は1951年に・・・

 

 

山崎大助 (3、6、18、19話)  テレビを中心に活動した映画界出身の監督


山崎大助は1959年に映画監督デビューし、新東宝から東映へ移籍した映画スター若山富三郎の1960年の「人形佐七捕物帖シリーズ」を4作で監督した部分が主な代表作といえます。その後、里見浩太朗(当時は郎)や松方弘樹北大路欣也・・・

 

龍伸之介 (4、5話)  テレビを中心に活動した映画界出身の監督

 

この龍伸之介(りゅうしんのすけ)という人物は・・・

 

 

楽天楽観 映画監督佐々木康

楽天楽観 映画監督佐々木康

 

戦前から戦後直後の松竹に大きく貢献し、東映時代は数多くの代表作を残し、巨匠へとのし上がった娯楽界の名手  巨匠佐々木康に迫る貴重な本人による書籍

 

 

 

末尾に関してと次回の内容

 

 

上記2大巨匠の稲垣浩渡辺邦男から名匠の佐伯清と山崎大助 龍伸之介の各監督についての”末尾・・・”の続きは、長すぎるので次の機会の記事で公開を考えています。


いかに『旗本退屈男(1973)』は豪華な監督陣だったのかを表現するために、重要な部分だと判断させていただきました。